『お客様が神様かどうか、お客様の声が宝かどうか決めるのは、お客様ではなく、企業』なのです

「私は客よ!」「それがお客様にとる態度なの!」なんてお客様が電話の向こうで興奮して、大きな声で言うことがあるけれど、この言葉の背景にあるのは『企業にとってお客様は神様でしょ!』という慢心。

 

今の時代や、人の意識を考えて、私の持論は『お客様と企業は『対等関係』にある』ということ。

消費者は気に入らない企業と関わらないようにするべきだし、企業は考えの合わない消費者が近付いてくるようなことしないようにしなければならない。それが、適正な消費生活の運用に結びつく。

 

だから『お客様と企業は対等関係』であるべきだし、事実『対等』です。

その中でも、企業にとって本当にありがたいお客様もいるし、意見もある。

その場合は、「いいお客様だったなあ」と感慨を深めることがあるでしょうね。

その時点で、このお客様が善良な神様のような心を持った人だったのか、この意見が企業の危機を救う一助を担う神様からのお達しのような意見だったのかの評価が決まるのです。

 

つまり、このお客様が神様かどうか、この意見が企業にとって宝と言えるのかどうか、それは、企業が決めることであり、客が決めつけることではないのです。

だから、企業の担当者もお客様とは『対等関係』であることを前提とした態度をとるべきだと思います。

その態度とは、どのお客様にも『礼儀正しい態度で、敬わない態度』を取ることだと思っています。